シトルリンの発見と歴史

シトルリンの発見と歴史

シトルリンの発見と歴史

シトルリンというのはアミノ酸の一種です。ただし、タンパク質を構成することはないアミノ酸です。アミノ酸といえば反射的にタンパク質を思い浮かべる人も多いでしょうし、確かにアミノ酸とタンパク質とは切っても切り離せない関係にあります。

 

タンパク質は全てアミノ酸から構成されているものであり、アミノ酸から構成されていないタンパク質というものはこの世に存在しません。しかし、逆は必ずしも真ならずです。全てのアミノ酸がタンパク質の構成成分となり得るかというと、そんなことはありません。

 

アミノ酸でありながらタンパク質を構成することはないものが存在するのです。シトルリンはそのようなアミノ酸の一つです。このシトルリンの歴史ですが、実は発見者は日本人です。ビタミンB1を発見した鈴木梅太郎と同じ研究室に所属していた和田光徳によって発見、同定されました。

 

物質としてのシトルリンが発見されたのは1914年のこととされていますが、物質としてのシトルリンが発見されてから、その物質の構造が決定されるまでにはかなり長い時間を要しています。

 

構造が決定されたのは実に1930年のことです。歴史的に見て、このころは科学の進歩のスピードもまだまだゆっくりであったと言えるかもしれません。和田は、もともとは何か新しいアミノ酸を見つけようと思って研究を行っていたわけでは無さそうで、当時民間療法的にスイカが糖尿病の治療に有効であると言われていたために、スイカの成分に何か糖尿病に効果のあるものが含まれているかもしれないと思って分析を行っていたのです。

 

分析の結果、特に糖尿病に効果を示すような物質は見つからなかったのですが、それまでに知られていないアミノ酸であるシトルリンが発見されたのです。ただし、結局は目的としていた糖尿病に効くわけでも何でもなかったのでそのまま放置状態となってしまい、その構造が決定されたのは上に書いたように14年後になってしまっています。

 

シトルリンという名前はまさにスイカにちなんでいます。スイカの学名はCitrullus vulgarisと呼ばれ、この最初の部分をとってcitrullineと名づけられたのです。スイカから発見されたことは偶然でも何でもなく、スイカにはシトルリンが多く含まれています。その他のウリ科の植物にも多く含まれています。最近では、サプリメントの形でも発売されているのを見かけることも多くなりました。

 

シトルリンは1930年に発見

シトルリンの発見と歴史

シトルリンが発見されたのはごく近年のことで、サプリメントに利用できるようになったのは2007年のことです。

 

日本でも世界でもシトルリンという物質は代謝に欠かせない中間物質であることは分かっていても、何の食材に含まれているのかはいまいちはっきりしておらず、代謝経路において自然に生成されるもの、というくらいにしか考えられていなかった時もあります。

 

今現在は精力剤や冷え性改善などに上限摂取量の指定がなく利用できる成分として人気ですが、そんなシトルリンも安全性や構造の関係で良質なシトルリンを選ばないと効果がしっかり発揮されない可能性もあります。

 

理想的なのは体内で生成させること

シトルリンという物質を摂取するだけでなく、細胞内の代謝でオルニチンと二酸化炭素、アンモニアが反応してシトルリンが生成されるため、オルニチンを摂取してシトルリンの生成を促進させるのも効果的です。

 

そのほうがより自然に近い形でシトルリンを増やせて、余計なシトルリンが生じず、オルニチンが肝臓の働きをサポートして肝臓による解毒作用などを促進させてくれます。

 

添加物や保存料の摂取が多い現代人の食生活は、身体に大きな負担をかけてしまうため、しじみやあさりなどを食べてオルニチンを補給し、添加物や保存料がより早く代謝されるようにすると体内のストレスや活性酸素を軽減することができます。

 

シトルリンの可能性はまだまだこれから

サプリメントとしてシトルリンを利用できるようになったのは2007年からなので、まだまだシトルリンに関する研究は十分ではない可能性があります。摂取量は目安として800mgと言われていますが、2000mg摂取しても健康上問題はないといわれています。

 

しかし、3000mgや4000mg摂取しても問題ないかというとそんなことはなく、過剰摂取しすぎると尿素回路で代謝する以上に体内にシトルリンが吸収された状態になり、血管拡張だけが目立ってきて血圧が下がりすぎる可能性もあります。血管拡張が起きるとそれに合わせて鼻炎や涙目、頭がボーっとするなどの状態になることもあるため、シトルリン摂取が完全に安全で何の問題もないわけではありません

 

シトルリンのこれからについて

シトルリンの摂取量の目安や血行促進に期待されていることを考えれば、今後は更にシトルリンの知名度が上がり、効率的な精製方法が見つかるでしょう。そうすれば、シトルリンはもっと安く精力剤に入れられるようになるため、精力剤の価格は多少なり下がるか、シトルリンの摂取量は増えるはずです。

 

それに伴って副作用や摂取を避けたほうが良い持病を持っている人もより明確になるため、シトルリン摂取が不便になることはないでしょう。


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